アップルが新しいiphoneのTVCFを公開していたのでご紹介します。
とてもしっとりとした静かなメロディが流れる中、思い思いの音楽を楽しむ人々を描いた情緒的な作品に仕上がっていました。
このTVCFに登場している人々が聞いている音楽のジャンルは、クラブミュージックだったり、ダンスやファンキーなもの、或いジャズやロック、クラシックとその登場人物のアクションで想像させる。
でも、CFに流れる音楽はとてもゆったりと誰にでも響く、心地のよいものをチョイスしていました。
そして個人個人が音楽を楽しむそのパーソナルな姿を見せながら、世界中の人々が音楽を楽しむ、なんかキザ的に言えば、音楽のリレー？そんなイメージが浮かぶCFだなあと思いました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そう、谷川俊太郎さんの詩、
「朝のリレー」 を思い出しました。
カムチャッカの若者が きりんの夢を見ている時
メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら 寝返りをうつとき
ローマの少年は頭柱を染める 朝陽にウインクする
この地球では いつもどこかで 朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ 緯度から 緯度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき 耳をすますと
どこか遠くで 目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音楽の楽しさをリレーする、iphoneなんだなあ。そう思っちゃいました。
そして「Every day, more people enjoy their music on the iPhone than any other phone.」というナレーションがエンディングでフェイド・アウト。いいなあ、好きだなあ、このCF。
毎日、他のどのモバイルフォンよりも、iphoneからの音楽を多くの人びとが楽しんでいる。的な感じのメッセですね。
【スポンサードサーチ】
